甘く染めて
第7章 先生の事を好きになった理由
「せん…せ…?」
先生が私の机に近づいてくる。
私はとっさに、教室の隅のカーテンに隠れた。
ドクンドクンドクン…
やばい、このままじゃ…っ
絶対に見つかっちゃう!
「出ておいで?」
先生が私の後ろにいる…!
「い…や」
「おいで?」
先生の声がいつもの優しい声ではなくなっていく。
ドクンドクンドクン
震える手で私はカーテンから出た。
「よくできました」
先生は私の耳元でささやいた。
「ひゃ…っ」
変な声が出てしまった。
私は口に手をギュウッとあてた。
「何?感じてんの?かーわい」
先生はチュウッと耳にキスした。
「ん…」
必死に声を我慢した。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える