「俺は、男だ!クソ野郎」
第4章 調子乗んなっ!
ちょっと、待て。
ま、まさかと思うが
その誰かさんって………。
俺は、大悟に恐る恐る視線を向ける。
なんか、オーラが
とにかく半端ないっ!!
危険な意味で。
「もう岬ちゃんが看病してくれたら、俺の骨折治っちゃうかも~♪(そして、俺だけのメイドになりな☆)」
大悟を見ていたら、金太郎が
ありえないことを言ってきた。
もし仮に、
コイツがマジで骨折していたとしよう、
で。看病しても
俺そんな治せる能力もってないぜ?
医者でもあるまいし。
つか、バカなこと簡単に言うな、
アホか。
あと、副音声でメイドとか
聞こえなかったか?
…ん?気のせい?
やべっ、本当に耳鼻科行った方が
いいかも。
若干、おかしくなっていることを
二人に悟られないように
終始うつむいた。
すると、右隣から、
手をポキポキ…いや、ゴキゴキ
と鳴らしている音が聞こえてきた。
気になって、顔を上げたら
あっ…
大悟が般若みたいになってる。
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