「俺は、男だ!クソ野郎」
第1章 俺は“男”だって!
「君、面白いこと言うねぇ…」
「こんなに小さくて、肌も白くて可愛い子が男なわけないじゃん」
「何?俺らをからかってんの?可愛いー」
なに言ってんだ、コイツら。
「だから男…」
「そんな嘘、すぐわかっちゃうし」
いやいやいや!
嘘とか意味わかんねぇよ!
「よく見ろ!俺の制服」
そうだ、俺は、今制服を着ている。
もちろん、男ものだし。
これを見たら、もうわかるだろう。
「はっ?そんなんじゃわかんねぇよ」
グイッ
すると、男どもは、
俺の体を動けないように押さえつけた。
「ちょ、お前ら何やってんだよ!?」
いきなりのことで驚く。
「さーて。ちゃんと男かどうか俺がちゃんと確かめてやるよ」
ニヤッと、いかにも
怪しい笑みで微笑む、コイツら。
た、確かめるってなんだよ。
意味、わかんねぇし。
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