「俺は、男だ!クソ野郎」
第6章 何で俺…女装してんの。
そうだ、ここは落ち着け。
―――――――
いや、無理っす。
―――――――
とりあえず、返信して
丁寧に断れば大丈夫だろう。←
…そしたら、
ブーブー
送った数秒後に
物凄い早さでメールが届いた。
――――――――――
何言ってるのかな~?
確か
鬼ごっこの時俺に捕まったよね(笑)
あー、そっか。
姫はそんなに俺に迎えに来て欲しんだ。
公開プレイ(キス)もたまにはいいね♪
――――――――――
――――――――――
すぐに行きますので
待ってて下さい
――――――――――
俺は、神のスピードで
すぐ返事を送った。
な、なんてことだぁぁぁあー!?
なぜだ!なぜなんだ!
もう最悪という言葉しか
出ない。
一応、態度に表さないように
冷静を保ちながら携帯をポケットに突っ込む。
さて、これからどうしようか…。
戦いは、もうすぐそば。
右隣にいる大悟を横目でチラッと見て
様子を伺った。
大悟にバレないようにって
言っていたから……
あーもうそれが厄介なんだよ!!
どうする、俺。
すぐに嘘を見破られるかもしれない。
下手に仮病を使って演技したら
絶対、保健室までついてくれるだろう。
案外、大悟は、ああ見えて
お母さんの心を持っているからな。
「おい、杉本。ちょっと前に来い」
すると、一つの救いの手が
差し伸べた。
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