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好きになっちゃだめッ!!

第9章 黒い影

「それで、聖奈さんは兄さまの彼女ですか?//」


ぶっ!!!!と紅茶を吹き出す。


『ち、ちが…』

「そうだよ。可愛いでしょ?」


そう言って肩をグイっと引き寄せてくる。


『セナ様も乗らなくていいですから!!//』


こらっと手の甲をぺちっと叩く。

『私はセナ様の専属メイドとして働いているんです』


「そうなんですか!!兄がいつもお世話になっています」


『いえいえいえ…こちらこそお世話になってます』


「なに?結婚の挨拶?」


『違いますから!!//』


ふふふと笑う遥香お嬢様。




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