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高校生の恋愛事情(仮)

第4章 如月和奏の重い過去

2人して足からの出血が酷く、膝の皿は完全に割れていたし、筋や腱を何本も切っていた。

私とナツメが違かったのは、私は膝の骨と足首の骨がいつもは曲がるはずのない方向に折れていたことだった。

当たり前だが、2人して二度とバスケをすることは出来ないと言われた。なにがあろうとも…
ただし、私は歩けるようにならない可能性が非常に高いとも言われていた。

その時点で私の親は私の事を捨てた。
私は悔しくて悔しくて裁判を起こそうと思っていた。
足をやった奴らと自分の親に…

未成年だった私を保護してくれたのはナツメの家族。
裁判の事に協力してくれたのもナツメの両親。

私もナツメも裁判に勝って1人1億は賠償金をもらったと思う。
なんせ、私たちは将来が決まったも同然だったのにそれを壊されたのだから1億なんて安いもんだと思っていた

親に関しては、賠償金も1000万ほど取ったし、毎月30万送る約束もされてる。

でも、学校側は許すわけがなかった

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