無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

『おやすみー』

〜葵の部屋にて〜

葵『うち、和奏に言ってなかったんだけど…いや、言えなかったんだけどちゃんと聞いてくれる？』
和奏『ん？なに？』
葵『中学の時も和奏のマネしてたんだよ？』
和奏『…マジ？』
葵『大マジ』

佐々木葵なんて居たっけ？

葵『その時の名前は美田。美田愛美』
和奏『！？じゃあなんで名前…』
葵『親に捨てられたから名前変えたんだ…』
和奏『そうだったのか…気づいてあげられなくてゴメン…』
葵『和奏はなにも悪くない！学校離れたけど、和奏のバスケが見たかった…でも、天才プレーヤーがバスケをできなくなってって話は強豪校の間では有名だった…だからうちも諦めてたんだけど、こうしてまた戻ってきてくれるなんて…』

うちはいろんな人に支えられて如月和奏って名前がバスケ界に存在してたんだ…

和奏『ありがとう…愛美』ギュッ
葵『こっちこそありがとう輝』

愛美がマネは本当に力強くと思った。