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和奏『ん…』

隣ではナツメが寝てる。布団の膨らみから彼女には足があるようだ。

まだ麻酔が残ってるのか感覚がはっきりしないし、意識が朦朧とする。

でも、そんなことより足が気になる

布団をめくってみるとそこには包帯まみれの自分の足があった

颯太としーちゃんに電話しないと…

Prrrrr

颯太『もしもし？』
和奏『あのね、手術……成功したよ』
颯太『本当か！？』
和奏『うん…みんなに言ってくれる？』
颯太『もちろん！志穂先生にも言っとく？』
和奏『お願い』
颯太『ゆっくり休めよ！』
和奏『ありがと、バイバイ』

ガラッ

教授『ワカナ、気分はどうだい？』
和奏『まだ完全じゃないです…』
教授『そうか…手術は2人とも無事に成功したよ。あとはリハビリの頑張り次第ですぐに日本に戻れるよ』
和奏『ありがとうございました』
教授『礼には及ばんよ笑 プロのバスケ選手になってみんなを魅力してくれ』
和奏『はい』
教授『ナツメが起きそうな時間になったらまたくるね、ゆっくり休みな』
和奏『はい、本当にありがとうございました』