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ワタシの履歴

第15章 不信

全身に力が入らないような感覚…

廊下にある椅子に腰掛ける。

心臓の鼓動が速い…手はしびれている様な感覚で、汗で濡れていた。

1~2分そこにいたが、ココに居る事さえも恐怖になり、まだ力が入らない足になんとか力をいれて車に戻った。

震える手を抑えながら、家に向かって運転をする。

運転しながら頭の中は、昨日の襲われた事でいっぱいになっていた。


家に着くと、ママが驚いている。

「あれ?忘れ物?」

私はまた、ママにさとられ無いように平静を装って言った。

「ちょっと気分悪くて帰ってきちゃった~」

「あら、大丈夫?寝てなさい」

心配そうな顔をして私を見る。

きっと、顔色は本当に悪かったのだろう。

「うん」

そう言って部屋に戻った。

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