テキストサイズ

叶わぬ恋でも君のために。

第13章 叶わなかった恋。

秀ちゃんの言葉を信じたい。



私は泣いたまま秀ちゃんに抱き抱えられて
再び二人でベッドに横になった。



「眞子ちゃんの…一途なところ、大好きだよ。」


私の涙をついばむようにキスを落とす君。



「だけど…もう俺以外の男を想って

泣いたりしないで…。」




秀ちゃん…。




「俺のことが好きで好きで堪らない、っていう涙ならいつでも大歓迎だけどね♪」



「…もうっ…。


好きで好きで堪らないけど…
泣かせないでよね?


自分の気持ちを偽ったり、
私に嘘をつかないって約束して?」






「…わかった…。


約束するよ。」







私達は小指を絡めた…。










君を---



信じてる。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ