
まなかなかなか…
第8章 2014年09月01日(月) 死
思えば、凌も人を殺したと苦しんでた
苦手な人からの告白を断ったら、凌のせいだと言いながら目の前で自殺したみたい
止められなかった…って、苦しんでいたの
今もその人が夢に出てきて、その場面を毎晩見るって言ってたわ
でもまなかが凌を殺しちゃった
凌の大切な人も、仲間も、夢も、全て奪っちゃった
痛い思いして当然なの
罰を受けなければならないの
指がなくなってでも、生きなくちゃ
みんなの夢を代わりに叶えなきゃ
まなかじゃ叶えることが不可能な夢、遅い夢もあるけれど…沢山のものを捨てて、犠牲にしてでもやらなくてはならないの
1回甘えたらずっと甘えっぱなしになるの、分かるのよ
でもそれじゃあだめなの
もうこんな思い、したくない
夢だって見たくない
あんなみんなには会いたくないよ
野球してる光輝に会いたい
声を上げて笑う拓真に会いたい
馬鹿してる羽海海翔翔汰に会いたい
元気にしてる凌に会いたい
絵を描いてる碧に会いたいよ…
