仮彼氏。
第9章 ピンチ。
「………分かった」
「…!」
「でも!
黒田が無理そうならすぐ止める…いいな?」
俺がそう言うと、黒田がコクッと頷いた
本当に大丈夫かな……
「…お風呂入ってくる」
「おう…」
ガチャッ
「はぁ…」
一人になった部屋で溜め息を吐く
「これから黒田のこと、抱く…」
こんなことになるなんて想像もしていなかった
まぁ俺達付き合ってることになってるから、普通っちゃ普通なんだけど……
…いや、普通じゃないか。
「どうすりゃいいんだよ…」
レイプされた直後の女子を抱くなんて、当たり前だけど初めてだ
正直ちょっとビビってる
でも…
「黒田はきっと、もっと不安だよな」
勇気出して俺に頼んでくれたんだ
倉内優!やるっきゃない!!!
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