短編集。
第3章 純粋くん×遊び人
えー!!俺殺されるー???
俺のとこまで来たゆーちゃんが、俺の胸ぐらを掴んで睨んでくる...にしても、可愛いなぁ
「なに鼻の下伸ばしてんだよ!!!
凌!お前、なにりゅうきにいってんの??
なにが、周りなんか気にすんなだよ!!
お前、俺のこと好きじゃなかったのかよ!!
俺の気持ち知ってそんなことしてんの?
ならお前は、すっげぇ最低なクソ野郎だ...!
もう、凌なんか、信じねぇ!!もう、知らないからな!
...もぅ、しらなっ...ぃから!!!」
最後の方は、涙が溢れて言葉も嗚咽で途切れていくゆーちゃん。
「もぅ...やだぁ!りょ、うなんか...きらぃ」
あー、また俺泣かしちゃった。
「ごめん、ゆーちゃん。俺ゆーちゃんのこと好きっていったじゃん!
それに、ゆーちゃんの気持ちだって知ってる。
りゅうきに取られたくないけど、言葉が勝手にかっとなって出ちゃって。ほんとごめんね。」
ぎゅーっとゆーちゃんを抱きしめる。
「ぅ...ぅくっ...りょ...ぅが、好きなのぉ」
泣きながら、何度も俺のことを好きだというゆーちゃん
「俺も、ゆーちゃんのこと好きだよ。何倍も何千倍もね?」
その度、俺もゆーちゃんに負けないように好きだと言った。
END
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