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「相変わらずだな」


俺の姿が見えない事がもどかしいのか、いつもより感度がいい気がした。


『憲一さん‥っ』


「怖いか？見えねえーとやっぱり不安だよな‥」


そうやって彼奴の耳に囁くと彼奴の正面に回る。

今になって気付いたが、彼奴の表情はいつもより色っぽく見えていた。


可愛い‥‥なんて思った。
気付いたら俺は思わずくすくすっと笑っていた。


不思議そうに俺を見ている彼奴の瞳は潤んで、優しく抱き締めた。


「今日も、俺を癒してくれよ‥」


そう言って彼奴を押し倒した俺は、次に彼奴を見下ろした。