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目が覚めたら目の前には白い天井。
やけに静かで、ボヤけた視界を擦って見ると黒い何かが見えた。

目が悪い私は眼鏡を探し、かけるとその黒い何かを見た。
正体は、私の好きなあの人だった。


『伊丹さん』


「ん‥‥おぉ、起きたか」


『私‥その、何で病院に？』


「覚えてないのか!?ハァー…お前は幸せものだな」


呆れた顔をしている伊丹さん。
私は暫く状況が理解出来なかったが、右腕の痛みと包帯であることを思い出した。


あれはそう…とある事件を追っていて、私は伊丹さんと一緒だった。
勿論、芹沢先輩や三浦さんもいた。
そこにいた犯人は二人。
私たちは二手に別れて犯人たちを追った。