テキストサイズ

カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第2章 第2話 マギ・ウォールド


「なるほどねぇ。面白いじゃないかガブリエル。」

「まぁ…どうやら俺のギルドは全員この危機を切り抜けた様だけどな。」

ガブリエル今にも食って掛かりそうな目ではミカエルを見上げるとミカエルはニヤリと笑う。

「それはそれで良いんじゃない?ガブリエル。゙獅子は我が子を千尋の谷に突き落とずってやつだね。ガブリエルも容赦がないよね。」

「さっきも言ったが旅と言うのは何かしらの危険がある。だからこそ常に危険と隣合わせだって事を身に染みてもらうたいのさ。」

「なるほどねぇ。」

ミカエルは水晶に映るガブリエルのギルドが危機を切り抜けた姿を見ると口角をゆっくりと上げる。

「そう言えばさ質問があるんだよねミカエルっち。」

「なんだい?レミエル。答えられる範囲で答えるよ。」

レミエルは大きく手を上げながら無邪気な顔でミカエルに質問をする。

「なんで僕達のギルド全員は1ヶ所の同じ国のユーアシアって言うマギ・ウォールドの中心に集めたの?」

「そうだね。まずはこのゲームはギルド達に旅をさせる事での生き残りバトルってのは分かるでしょ?」

「そりゃ分かるよミカエルっち。」

「僕がこのユーアシアっていうマギ・ウォールドの中心である国に選んだのは何事に関しても、もちろん旅に関しても゙スタート地点゙というのがあるのさ。」

「それはそうだけどさ…イマイチちょっと分からないよ。」

レミエルはミカエルの意図が上手く飲み込めず首を傾げながら全く分からないっていう顔をしている。

「つまりだよレミエル。このユーアシアって言う中心のスタート地点から各々のギルド達がギルドによって各々の国に行って貰いたいためだよ。」

「なるほどね!でもさ、それは分かったけど何も全部のギルドが1ヶ所に集まらなくても各々のギルドに違う国をスタート地点にすれば良いと僕は思うんだよね…」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ