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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第4章 第4話 ギルド全員集合


「だとすれば…中遠距離のスタイルに勝つには僕自身が近距離の戦闘スタイルが有利…普通の手段で言えば…相手に近付きながらも相手に気付かれずに近付き僕が先手を取る。それしかない。」

そしてダリオは考えが纏まった事で先手必勝と即座に動きに出るためにゴスロリッ娘の様子を見てみる。

幸いゴスロリッ娘はダリオの気配には気付いておらずダリオを探しているが生憎ダリオはゴスロリッ娘の真後ろの茂みに隠れて身を潜めている。

その距離は遠すぎず近すぎずの距離でダリオのラヴァーズの素早さで確実に後ろを取れるギリギリの距離。

「キキキ……」

「…っ?!何故?!」

ダリオが息を整える為に深呼吸をしようとした、その瞬間だった…ダリオが驚くも無理もない事だ。

ダリオの顔の目の前にゴスロリッ娘が操っているコウモリが1匹が居て、コウモリはダリオの顔に近付き、コウモリは爆発したのだ…

「ぐっ…!」

「…居た。」

その1匹のコウモリによる爆発で隙を伺って後ろを取ろうとしたダリオはゴスロリッ娘に位置を知られただけでなく千載一遇のチャンスを潰されたのだ。

「マズイッ!ラヴァーズ!!」

ダリオはラヴァーズを出現させて素早さで勝るラヴァーズでコウモリを操作しているゴスロリッ娘にメスを構えて攻撃を仕掛ける。

「…バッド・ボックス。」

ゴスロリッ娘がそう言うとダリオが放ったラヴァーズの周りにコウモリが集まり始め次第にラヴァーズは黒い箱の形をしたコウモリに閉じ込められる。

「…ボン。」

「があっ!!くっ…」

更にラヴァーズを閉じ込めた黒い箱の形をしたコウモリが一斉に爆発しラヴァーズのダメージがダリオ自身のダメージになり返ってくる。

「…私のコウモリ…操っている。けど、半分、自動で動く…」

「ハァハァ…なるほどね。何となくだけど僕にもカラクリが見えたよ。」

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