星も、パンも
第6章 星は、パンのために…
―――――――――…
気がつくと…
渡された一冊を…
完読していた――――――…
「は……今…何時だよ…」
時刻は…深夜―――――…
スマホには……
石丸からのメールが―――…
あ…小説…夢中で読んでて気がつかなかった…
しかし―――――この作者…トキコ先生?
面白い視点で…
恋愛を見てるな――――…
笑えるし…泣けるし…
共感まで……出来る―――…
主人公のレエイが…振り回されつつも……
アカギに惚れていく…
でも……認めたくない…
この葛藤が――――…なんだか…
俺は…パタンと…小説を閉じた…
明日――――…この続き…本屋で見つけなきゃ――…
俺は…そのまま…
ソファに横になった――――――…
モヤンと……石丸の夢を…見そうな気がした―――…
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