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星も、パンも

第25章 流星群はワガママになる



俺は…博也を抱きしめ――…




耳元にキスをした…



「!やっ―――!ヤダっていって―――「してねーよ…」




腕の中で暴れていた博也の動きが…ピタリと止まった…



「キスシーン…キスしてねーよ…俺…

アドリブで…キスしない方法で…シーンを終わらせた…」




博也は…俺の胸に…顔を埋め…「嘘…だ…」って呟く…



「嘘じゃねーよ…


キスだけじゃねーだろ?


好きな奴…困らせてドキドキさせるのは…」




俺は…博也の指に自分の指を絡め…


強弱をつけて…握る…



「やっ…止めろ―――…」



俺の指は…絡まりながら…指股を擦りあげる…



「!バカ…止めろ―――…」



博也は…あの時の白川ミヒロのように…


顔を真っ赤にしていた…



「な?…キスより…エロくて―――…意味深だろ?」




博也は…指を見つめ―――…



俺がカメラの前で何をしたのか…



理解する――――――…










「…エロ…大魔人…」



「…だから…キスは…してねーから…


まだ…お前だけの…唇だから…


ヤキモチやくな―――…」



俺は…博也を抱きしめ――…




キスをした――――――…


「んっ…んん…あ…あ?え?」



博也は…首を傾げる…


「誰が…誰に…“ヤキモチ”?」





博也は……唇をずらし…


眉を寄せた――――――…



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