星も、パンも
第25章 流星群はワガママになる
「…ど〜して…ここに?
何か…あった?――――…つーか…
あったか―――――――…」
博也は、俺から距離を取ると…
靴を脱いで…
リビングに向かう―――…
「…博也……」
きっと…白川ミヒロとのキスシーン…一番気にしているのは…
博也だ…
白川ミヒロにキスした…俺に…
欲情…しているのだろう…
博也は…遠慮してんのかな?
俺は……それでも…いいのに…
白川ミヒロを俺に重ねても…
俺は…
その重ねた上から更に…
自分の思いを重ねる…自信がある…
だから――――――――…
俺は…窓から…深夜の夜景を見ている博也を…
後ろから抱きしめた……
何故か…
眉をひそめ…うつむく博也が…
綺麗に見える――――…
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