星も、パンも
第20章 流星群は…可能性を抱く
スタッフゾーンに向かうと…
ビシッとスーツを着た女性と…脚本家が険しい顔で話をしていた――――…
「あっ―――…トキコ先生?」
白川ヒロが、スーツの女性に挨拶をした…
“トキコ”…どっかで…
あ〜〜〜〜〜〜!【A型N男】の原作者だ!
お〜〜〜〜〜…
あれが…BL作家か…
頭良さそうだな…!緊張するなぁ…
トキコ先生は、白川ヒロと脚本家を混ぜて話をする…
ん?白川ヒロの顔が―――…
困った表情?
何やら…原作者の…手元の資料が…白川ヒロを困らせているらしい…
「…こんにちは…松本剛です…
トキコ先生…何か有りましたか?」
キッっと俺を見つめるトキコ先生は、何やら―――…真剣そうだった…
「どうも…
今回の…脚本を―――…原作とは全く違うのに…したいと…思って―――――…」
トキコ先生は…撮影が始まっている今の状況で…
爆弾を放りこんで来たのだ!
脚本家も監督も…白川ヒロも…
困惑の表情……納得だ――…
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