星も、パンも
第3章 パンは、嘘が上手
「お!おお!!!演技のためなら!!!何だって協力するぞ!」
石丸さんは……一応…
影に俺を連れていき―――…
キスをした――――――…
「んっ……ん――――…」
何も――――――――…
思わなかった――――――…
あの女優のように……
唇を…石丸の唇の中に…潜り込ませてみた…
くっちゅ…むっ…ちゅ
「ヤ…くん……んっ――」
何で…石丸さんがそんな声出すのか…解らない…
俺は……あの俳優のように…
口を少し開け…舌を出した…
石丸さんが…一瞬驚いた顔をしたが……
微笑み……舌を絡ませてきた…
何も……感じない―――…
うっすら目を開けて―――…
石丸さんを観察――――…
はぁ…はぁ……って…気持ちいいのかな?
苦しいのかな?
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