星も、パンも
第15章 パンは、星を救えるのか…
だから――――…毎日のように…
戻って来てって――――…
ミー助のために―――――…
「でも…君の気持ちを知ったら―――――――…
揺らいだよ…
君は…ミー君の害になりそうな気もしたから―――…」
石丸さんが―――――…
悲しそうな目で…
俺を睨む―――…
「はぁ？石丸さん？博也が…白川の…害？」
「―――――…だから…
代わりに…俺に抱かれたのかよ…」
俺は…惨めな気持ちを…飲み込み…呟く―――…
「…ミー君を守るためなら…」
そ――――…そんな…
「…私は、ミー君のためなら…なんだって…します…」
石丸さんの目から…
涙がこぼれた――――――…
…石丸さんは…
ミー助を愛している―――…
俺の存在が…二人を…ダメにしてしまった――――…
そう…思えてならなかった…
「…俺は…どーしたら…いいんだよ…
もう…存在しない方がいいのかよ―――――――…」
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