星も、パンも
第15章 パンは、星を救えるのか…
大学のキャンパスで―――…
俺は、石丸さんと…出会った…
「ヤー…君…!どうしたの?
え!松本さんと…一緒?」
松本は、石丸さんに…ど〜も…っと頭を下げた―――…
俺は……大学のキャンパスで撮影だ…と、気がつき…
松本を睨み付けた――――…
「うゎ!そんなに睨むなよ…綺麗な顔か台無し!」
…この野郎…
俺は、来た道を戻ろうと後退りした――――…が…
「ヤー君!待って!」
っと…石丸さんに腕を捕まれてしまった!
グイッ!っと…引き寄せられる――――――――…
石丸さんの香りが…フワリと――――…
暑い夏の香りと混ざって届く――――…
ドキン―――――…と、した…
その香りの中に―――――…
ミー助の香りが…微かにした気がした―――――…
石丸さん―――――…
…こんなに、ミー助の匂い…纏わせて――――…
胃がキリリ…と痛んだ…
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