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嘘でもいいから

第8章 結ばれるということ

お水を飲み、
布団から出ることの出来ない私は
せめてもと…手ぐしで髪の毛を
整えながら想さんの言葉を待った。


想さんは、布団の上に座ると
私を抱きしめ…
子供にするみたいに
背中をトントンと叩きながら話し始める


「昨日はあんなことして本当にごめん…
押さえられなかったんだ。
でも、もうあんなことしないから
続きは好きな人ができたら…」


私は思わず想さんを突き離した。


「何で謝るんですか…?!
どうして…私がお願いしたんです。
その…眠ってしまったのは
申し訳なかったんですけど…
また…その…続きは想さんと…」


「すまない…
やっぱり俺には優花ちゃんの
処女をもらう資格なんてないんだ。
なのにあんなに無理をさせて…
可愛らしい顔で眠る君を見て
目が覚めたよ…」

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