地下病棟の秘密
第6章 夜の散歩
涼「タバコ吸ってもいい?」
絢子「…どうぞ」
片手でハンドルを握り
もう片手の手でタバコを吸う涼
その姿に不覚にも見とれてしまう絢子だ
った
絢子「…」
涼「何」
絢子「えっ?」
涼「さっきからずっと僕の事見て」
絢子「あ…」
涼「そういえば絢子はセフレには反対派
だったね」
絢子「別にそういうわけじゃ…」
涼「だけど仕事柄、彼女は作りにくいし
でも男だから色々溜まるし」
絢子「…」
涼「その点セフレは楽だよ、その場限り
だから後腐れもないし」
絢子「でも私はやっぱり…」
涼「だけど最近、全員切ったんだ」
絢子「どうして?」
涼「気になる子が出来たからかな?」
絢子「…」
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