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地下病棟の秘密

第19章 残酷な真実



高戸「このまま真っ直ぐでいいの?」

絢子「…はいっ」

高戸「了解しました」

絢子「…」


高戸の運転する車で
自宅まで送ってもらった絢子
本当は一人になりたかったが残念な事に
一人で歩く
気力も体力すら
今の絢子には残っていなかった


高戸「まだ真っ直ぐ?」

絢子「…ここでいいです…もうすぐそこ
なんで」

高戸「わかった」

絢子「…」


家の近くで停めてもらい車を降りた絢子
もう体も心もへとへと
くたくただった


絢子「わざわざ送ってもらってありがと
うございました、それじゃあ…」

高戸「待って」

絢子「…何ですか」

高戸「これからどうするの?今まで通り
セフレを続けるのか、それとも」

絢子「あなたには関係ないでしょう」

高戸「関係あるよ」

絢子「…」

高戸「だって俺」

絢子「!?」

高戸「絢子の事、本気になったから」

絢子「何言ってるの…」


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