
地下病棟の秘密
第19章 残酷な真実
高戸「大した怪我でもないのに大騒ぎし
て…その結果、人を死なせた」
真の父「…」
高戸「最低な父親だよ」
絢子「…」
何も言えなかった
二人が嘘ついてる可能性もあった
だけど高戸の顔を見る限り辛く悲しそう
で嘘をついてるようには
見えなかった
絢子「…これが」
高戸「…」
絢子「涼さんの秘密…」
高戸「違う、涼はこの事を知らない」
絢子「じゃあ…」
高戸「最後まで付き合ってもらったから
教えてあげるよ、涼の秘密」
絢子「…っ」
ようやくわかる涼の秘密
だけどこれ以上驚く事があるのだろうか
これ以上驚くような事はないはず
そう思っていたが…
絢子「あの…」
高戸「ここにいるはずだよ」
絢子「…」
高戸「…」
連れて来られたのは
最近オープンしたばかりの遊園地
休日という事もあり家族連れや恋人など
で賑わっていた
こんな場所に誰がいるというのか…
涼「…」
絢子「あれっ…涼さん?」
高戸「…」
