
地下病棟の秘密
第14章 まさかの入院
慣れた様子で入浴介護の準備をする祐樹
入浴は予約制で後も控えている為
恥ずかしがってる余裕は
ないのだが…
絢子「…」
祐樹「準備出来たからどうぞ」
絢子「あ、はいっ…」
これ以上は
もう待たせられない
絢子は覚悟を決めお風呂場へ向かった
絢子「…」
祐樹「体洗うからこっち来て」
絢子「体なら一人で洗えるから祐樹さん
は外で待っ」
祐樹「ダメだよ」
絢子「えっ」
祐樹「腕、治りかけてるんだから慎重に
洗わないと、それに入浴介護初めてだか
ら練習に付き合ってよ」
絢子「う、んっ…」
祐樹の方が正論の為
これ以上、拒否する事も出来ず
絢子はバスチェアーに腰掛け祐樹に身を
預けた
祐樹「熱かったら言ってね」
絢子「…うんっ」
祐樹「…」
絢子「ッ!!」
祐樹「ごめん、熱かった?」
絢子「あ、違うの、大丈夫だから…続け
て…」
祐樹「うん…」
絢子「…」
