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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第3章 望み通り縛ってやるよ

「またお母さんのうろ覚え情報だよ。真に受けないでよ、お姉ちゃん」


しっかり者の音羽はため息を吐いて蘭を振り返った。

「……いない……」

先程までいい争いをしていた蘭の姿がない。



「ポンプ? ランプ?」

と、既に元の”ジャンプ”から程遠くなった母親の言葉に呆れつつ、

(あの血を色濃く継いだお姉ちゃん…絶対何かやらかす気がする……)

と不安を露わにする音羽。


そこに、

「お邪魔しまぁす」

と、聞き慣れた元気な声が玄関から聞こえた。


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