
うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww
第1章 叶兄弟とか面白くねぇし
月曜の朝、近所中に響き渡るような元気な声が聞こえる。
「遅刻遅刻ーっ」
叶兄弟の隣家から飛び出してきたのは、むぅの幼なじみの蘭。
同じく家から飛び出して少し慌てた様子で自転車に跨るむぅを見つけ、蘭は更に声を張り上げた。
「むぅー! 乗せてってー‼︎ 」
同じ高校に通う2人。
グレーのブレザーに白いワイシャツ。
むぅは赤いネクタイに、蘭は赤いリボン。
グレーのズボンを履いた長い足を地面に付けて自転車を支えると、むぅは振り返り蘭を睨む。
「は? ふざけてんの?」
「ふざけてる余裕なんかないよ。遅刻しちゃう」
むぅの睨みなんか物ともせず、蘭はグレーのスカートをヒラリとはためかせて荷台へと跨った。
「遅刻遅刻ーっ」
叶兄弟の隣家から飛び出してきたのは、むぅの幼なじみの蘭。
同じく家から飛び出して少し慌てた様子で自転車に跨るむぅを見つけ、蘭は更に声を張り上げた。
「むぅー! 乗せてってー‼︎ 」
同じ高校に通う2人。
グレーのブレザーに白いワイシャツ。
むぅは赤いネクタイに、蘭は赤いリボン。
グレーのズボンを履いた長い足を地面に付けて自転車を支えると、むぅは振り返り蘭を睨む。
「は? ふざけてんの?」
「ふざけてる余裕なんかないよ。遅刻しちゃう」
むぅの睨みなんか物ともせず、蘭はグレーのスカートをヒラリとはためかせて荷台へと跨った。
