うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww
第15章 6月9日〈2回目の誕生日特別編〉
「小テスト返すぞ〜」
数学担任の言葉に、
ゴンッ…項垂れた頭を思い切り机にぶつけるのは…
「蘭?何やってんだよ?」
家同士も隣。教室の席も隣。
むぅの幼馴染みで恋人の蘭だ。
「出来れば…抹消して欲しい……」
数学は蘭にとって苦手な教科だ。
今回は特に難しくてほとんど白紙だった。
赤く腫れたおデコに、祈るように合わせた両手を当てて、ブツブツとお経のようなものを唱える蘭。
何度も名前を呼ばれていることすら気付いていないようだ。
「……蘭、呼ばれてるぞ」
見兼ねたむぅが声を掛けても、蘭はまだお経を唱え続ける。
数学担任の言葉に、
ゴンッ…項垂れた頭を思い切り机にぶつけるのは…
「蘭?何やってんだよ?」
家同士も隣。教室の席も隣。
むぅの幼馴染みで恋人の蘭だ。
「出来れば…抹消して欲しい……」
数学は蘭にとって苦手な教科だ。
今回は特に難しくてほとんど白紙だった。
赤く腫れたおデコに、祈るように合わせた両手を当てて、ブツブツとお経のようなものを唱える蘭。
何度も名前を呼ばれていることすら気付いていないようだ。
「……蘭、呼ばれてるぞ」
見兼ねたむぅが声を掛けても、蘭はまだお経を唱え続ける。
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