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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第2章 ひなたで叩いてやるよ

スッ…と、むぅの無骨な手が蘭の頭上へと伸ばされる。


「なぁ、コレ何?」

「何って…布団叩きだよ?」

プラスチック製の花の形をした可愛らしい布団叩き。

チラリと横目でそれを見ながら、蘭は唇を尖らせて答える。


「知ってる!」

「ええ? 聞いたのはむぅ…」


「じゃなくて、何で蘭の部屋にあんの?」

蘭の言葉を遮って、むぅはビシッと布団叩きを蘭の眼前へと振り降ろした。


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