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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第9章 残さず全部飲み干せよ?

「良かったぁ♡」

「むぅはどんな女の子が好き? 巨乳? 貧乳?」

女子たちが口々に言いながら、むぅを囲む。


(てか、目線が私の胸に向いてますけど⁉︎)

胸元を隠す蘭。


「背は高い方がいいよね。むぅくん、背ぇ高いもん」

由莉奈が自分のむぅの背比べをして見せる。

身長差7〜8センチといったところか…

(どーせチビですよ!)

その倍以上は背丈の違うむぅと蘭。

蘭は、プーっと頬を膨らめて俯いた。


「いや…別に身体を好きになる訳じゃないだろ」

「えー、必死に努力してるんだから身体もちゃんと好きになって欲しいな♡」

「は⁉︎ 」

「むぅくん、顔赤い! 可愛い〜♡」


むぅが仲のいい女子なんて、ホンの僅かだった。

なのに、最近は誰とでも仲良く話している。

笑顔で由莉奈たち女子と話すむぅに、モヤモヤと苦い想いに心が支配されていく蘭だった。


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