テキストサイズ

うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第7章 お前のフォローは俺がしてやる

と、突然

「きゃ─────っ」

応援席から女子の歓声が上がる。

蘭が慌てて顔をグランドの方へと戻せば、

「⁈ 」

目の前は真っ白に覆われる。


「蘭、走るぞ!」

よくよく見れば目の前の白はむぅの体育着で、既に片手はむぅの手に引かれている。


「え? は? 何?」

状況が分からずに目を見開く蘭。

(あれ? むぅは今”借り物競争”の競技中…だよね?)

はてなマークをたくさん浮かべてむぅを見つめる蘭。


「あーもー‼︎ 」

むぅの苛立った声の後、蘭は強く身体を引かれる感覚とグラリと視界が変わったのが見えた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ