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エロいランジェリーの女達

第9章 紫の女

「中村です」


彼もペコリと会釈した。隣にいた女性も次いで会釈し、微笑した。


悪くない。普通の夫婦だ。


息子の以前入っていた、サッカークラブにでも居そうな一般的な仲睦まじい夫婦に見えた。


「とりあえず、お茶しましょうか」


中村氏が親しげな笑みで提案する。


「そうですね、中に入りましょう」


俺もフレンドリーな微笑みながら、カフェに足を向けた。

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