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『好き』の重さ

第15章 好きの重さ

入社して出逢った香織は美しさと華やかさを併せ持った女性だった


そんな彼女に、佐伯係長とのそんな過去があったことを知ったのは結婚してからだ。


同期の僕と香織は同じ部署に配属されたこともあり、何かと一緒の仕事が多かった。


香織は男性社員からかなりのアプローチが有ったようだったが気の有る素振りは全く見せなかった


僕は、美人なのに鼻にかけない彼女の物静かな言動に好感が持てた。


何度か仕事帰りに食事をし、それから飲みに行く機会が有ったりして、2人の距離が縮まるのを感じた


「僕達付き合おうか!?」
言い出したのは僕の方。


直ぐに付き合いが始まった

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