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君の瞳に映るもの

第1章 朝から……?

「動いて」

「や、や…だっ……」

 そんな恥ずかしいこと、できるわけ、ない。

 男の肩に顔を埋めると、耳の側に吐息を溢して「昨日の夜は、もっと積極的だったろ?」と言って音を立ててキスしはじめる。

「や……んっ」

 駄目だ。

 繋がった箇所に神経が集中してしまって、何をされても感じてしまう。

 動きがない分、男の硬さに意識が行って、余計に恥ずかしくなった。

「やだって言う割りに、躯はそう言ってないみたいだが……?」

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