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Love chance

第43章 出来ない約束

携帯をドレッサーに置く翔太を
スタッフが呼ぶ。


スタービジョンの衣裳合わせに来ていた

ルイと、共に鏡に向かい
ルイが、手を右に払えば
翔太の衣裳が変わる
左手を挙げれば
当日、この衣裳が俺をステージへと誘う


「めんどくせーな。ルイさん。これいらないよね。」

ネクタイを外そうとする

「あー。ダメよ。あ、、、なんかあれ?ワイルドで
いーわね?」と

翔太に向かい合わせになり
ネクタイを緩くする


スタッフの1人が慌ててルイに耳打ちする


ルイが振り返り
翔太も振り返ると


ルナが、真っ白のワンピースをヒラヒラと
舞わせながらコートをスタッフの手に託し
ルイの元へ
舞い降りた。



「あら?お久しぶり、ルイ。相変わらず綺麗ね」と
口はしを上げ笑う。


「あー。誰かと思ったら。ルナ。あんたも?」

翔太も驚く、鋭い目つきでルナをみる。


「そんなに、威嚇しないでよー。元は親友でしょ?
そちらのイケメンは?」
ルナが、椅子に座る
同時にメイクスタッフが三人現れて
化粧をしだした。


ルイが、ルナの近くに行き


「私たち、親友じゃないわよ。ばかにしないで。」と
言い放ち。


ルナが高らかに笑う。

「あははは。そうだったかしら?私、今回スタービジョンのラストだから、よろしくね。イケメンさん。」



ルイが、イライラしながら
スタッフに部屋を別にして!と指示する


翔太は、ツカツカとルナに近寄り
ドレッサーに置いてある
ミネラルウォーターを開けながら
ルナの頭からミネラルウォーターをぶちまけ
メイクスタッフは、硬直し


「あんた。。ぶっさいくだな。頭冷やしたら
どーなんだ?」


翔太は、ルナを見下ろした。



「きゃぁー!なんなの!この新人!」


ルナは、パニクりながら
メイクスタッフを怒鳴りつけた。


ルイが翔太の腕を掴み
笑いながら部屋を後にした。

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