悪魔と天使
第1章 編入
今は外のベンチで悠と弁当を食べている。
「なぁ、午前中サボっただろ。」
「あぁ。それより、親睦会の賞品はなんだ?」
「へ?....あ、願い?かな?出来ることなら何でも聞くらしいよ。」
「フッ、そうか。」
「.......わ、らった....。」
「?」
なんだ?
いきなり顔赤くして。
風邪か。まだ肌寒いもんな。
そうか。←自己完結している
「親睦会はいつやるんだ?」
「....えっと、一ヶ月後にはすると思うけど......。」
「ん?でも何で色々知っている。」
「だって俺も生徒会だから。」
「は?」
「あれ?言ってなかったっけ?まぁ補佐だけど。」
「言ってない。」
「ごめんごめん。」
悠は軽くあやまると弁当を凄いスピードで食べてしまった。
驚きだ。
「凄い量だったな。」
「へ?....あぁ、食べ盛りだから?」
「食うの速いし。」
「癖だと思う。気にすんな。」
「そうする。」
午後の授業が始まる前に悠は急いで教室に戻って行った。
戻る前に連れていかれそうになったがだるいから行かないと言うとわかったと言って去った。
去る間際に保健室行けよ!と言われた。
多分....いや、きっと、だるいの意味を勘違いしている。
俺が言ったのは授業に出るのがだるいのほうだ。
悠は体がだるいのほうだと思っている。今も。
俺は一人ベンチに座って大きく伸びをして眠たくなったのでつい、寝てしまった。
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