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お嬢様、執事にはお気をつけください

第12章 ソウシ③

コンコンッ

「失礼します、お嬢様」

部屋に入ってきたのはソウシだった。
リアは読みかけの本を閉じる。

「どうしたの?今日は特に予定はないはずだよね?」
「ええ。本日はお嬢様に少し試していただきたいものがございまして…」
「いいよ。それで、何を試すの?」
「こちらになります」

ソウシはあるものを手渡した。

「これは…?」

それは、革でできた下着のようなものだった。
初めて見るそれに、リアは首を傾げる。

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