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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~

第4章 【残り菊~小紅と碧天~】 流星

 仕事はお紀代の父の知り合いに呉服太物問屋を営んでいる男がいるというので、口をきいて貰って仕立物の内職を定期的に回してくれることになった。とはいえ、まずは最初の仕事を見て貰い、その上で取引を続けるかどうかを決めることになる。つまり、お針子としての腕を試されるのだ。

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