妹萌えフラグ3
第7章 兄の驚愕
いつもの3倍の時間をかけて、俺は壁に寄りかかりながら、ユイの部屋の前まで来た。
ドアを開けて入ろうとしたその時、
「インプリンティング…って言うんだよ」
部屋の中から守兄ちゃんの声が聴こえてきた。
インプリンティング?
確か、鳥とかが生まれたばかりのときに、動いたものを親だと思って従うこと。だったかな?
なんで守兄ちゃん、そんなことを…
「違うもん…っ!」
ユイが叫ぶのが聴こえた。
ユイ起きてたのか…。
立ち聞きなんて心苦しいが、なぜか俺は今部屋に入るべきではないと思った。
嫌な予感がしたからだ。
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