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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第39章 5PICK UP御礼…★…SS/ユーリの憂鬱


「~~~てめぇら全員正座しろ!!!」



飲み干したビールジョッキを、テーブルの上に叩きつけて

1番奥の座敷に勢揃いした4人に向けて、俺は口から炎を吹き飛ばした。


って俺、怪獣じゃねぇし~~

そんなもん出せないけどさ~~

だけどこいつら全員、火炙りの刑にしてやりたい!!



「確かに、昨日も残業だった。
10時過ぎまで一生懸命仕事してたよ!」

「ヒメ、醤油取って」

「だけど、飲み会って知ってたら速攻終わらせましたよ僕は!!」

「蓮、取り皿足りねぇんだけど」

「大体、夏輝が参加で俺だけハブられるっておかしくない!?」

「夏輝、鯛の刺身あったって知ってた?」

「そもそも、ちーちゃんは俺の彼女って全員知ってるよね!?」

「あぁ、それ昨日ヒカルが全部1人で食ってたから。
それより俺、次もビール」

「あたしも」

「俺も」

「俺も」



……ジョッキを空にした3人が、同時に右手を上げると


夏輝は煙草を灰皿に潰して、直立不動の俺を見上げた。



「ユーリ、店員呼んで」

「………!!」

「面倒だからピッチャーでいいよ」



「~~~俺の話を聞けバカやろう!!!」


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