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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第39章 5PICK UP御礼…★…SS/ユーリの憂鬱


『ユーリさん、お疲れ様です!』



時刻は、日付が変わった深夜0時。


風呂から上がって携帯を見た途端、凄まじい衝撃が俺の全身を貫いて


電話の着信に出たのも、半ば無意識だったけど


フリーズしたままの俺の耳に、千夏の明るい声が響いた。



『さっき送ったメール、見ていただけましたか?♪』

「………」

『豪華な集合写真でしょう?
居酒屋の店員さんに、写メ撮ってもらったんです♡』

「………」

『もう、あたし嬉しくって♪
すっご~~く楽しかったんですよ♡』



……こんな夜中に、すげーハイテンションな彼女。


居酒屋に行ったと本人が証言した通り、酔っ払ってんのは間違いねぇけど……



『あたしの後ろが、ヒカルさんと陽菜ちゃんです♪』

「………」

『あたしの右隣りが、黒髪の蓮さんです♪』

「………」

『あたしの左隣りが、茶髪のヒメさんです♪』

「………」

『煙草を持つ手だけ映ってるのがお兄ちゃんで……
……ってユーリさん、聞こえてますか?』




聞こえてるけど、一言も発せない俺に

千夏は無邪気な声で続けた。




『ユーリさん、 “ 残業で来れなくて ” 本当に残念でした。

今度は皆で飲みましょうね♡』


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