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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第36章 ☆*♪ X’mas short short *last*

「…………っ」



………心が、震える。



再び目を開いた隼人の、眼差しがとても優しくて


泣きたくなるような、熱い気持ちがこみ上げてくる。




『……俺は、普段

そういった幸せを、大切な人に充分与えてやれていないから』


「…………!!」


『クリスマスという特別な日の力を借りて

今夜は、胸焼けする程の愛を伝えるつもりです』



~~~~~!!///



は、隼人が初めて………!!



VTRなのに、周りから歓声が上がって


誰も私の存在に気付いていないけど、足がガクガクと震えて倒れてしまいそうだ。




『頑張ろうな。

同じ境遇にいる、男性諸君♪』




ジャケットを大袈裟に羽織り直して


白い歯を見せて、隼人は楽しそうに笑った。




『引かれるのを覚悟で、ありったけの愛を叫ぼうぜ。

ただし、責任は一切とらねぇから。

俺も失敗するかもしれないし』


「………!///」


『微妙な反応だったり明らかに玉砕したら、俺のHPに報告の書き込みしてよ。

成功談はいらねぇから、切ないエピソードだけ大募集。

野郎だけで慰めあおうぜ』

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