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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第3章 ♥忠告

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……今思い出しても、すごい衝撃………

私は思い出し笑いを必死に堪える。



2人同時に一目惚れなんて、奇跡に近いくらいの偶然だけど。

いつもキーキー言ってるアンジーが、本当に幸せそうだったから



私はすごく嬉しいんだ。

直樹君もマジメそうだし、本当に良かったなぁ。




「ちょっと遠距離になるけど、あれからデートとかしたの?」



私は2人がどんな付き合いをしてるのか聞きたくて、ウキウキしながら話しかける。




「いや、電話とメールだけだよ」

「そっか、お互い時間合わないもんね。
アンジーって大抵夜が……」

「そんなことよりさ、咲原」




私の言葉を遮って、直樹君が私を見た。

…………

“ そんなこと ” ……?





「咲原、いつ結婚したの?
この前はアンジーの話ばかりで、咲原の近況が聞けなかったからさ」

「……あ~…うん」



私はお箸を置いて、深呼吸をする。

結婚したことは言ったけど、相手が誰かはもちろん伝えていない。



「去年だよ」

「へぇ、まだ新婚か。何やってる人?」



……まぁ、そうくるよね。

元から友達が少ない私には、こーいう場面は滅多に無いけど

それなりに用意しているセリフはある。

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