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溺れる電車

第4章 罪作り





「しょうがないな」





嬉しそうで、意地悪な顔をした。




石鹸をつけて、足から、どんどん上に上がってゆく。






でも、太ももあたりをずっと触っている。






それは、気持ちいいけど...




もっと、上を触ってほしいのに。







「優人…?」





「なに?」






「触ってよ」






優人は手を止めた。



そして、また意地悪な目で見た。







「どこを?」




「え…、」





「言わなきゃ、ダメだよ」






「自分じゃ、言えない」







「じゃ、触ってあげない」






酷いよ…!!

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