禁断の恋は病院の中で
第3章 *日常には眼を閉じて*
-咲良side-
「咲良様、いつまでアレと付き合うんスか?
あんなんほってといて俺と付き合いましょうよー」
「アレ?...あぁ、和人ね、和人がうちに堕ちるまでだよ」
「よく好きでもない奴と...」
「いいのっ!!それじゃないと復讐が出来ないじゃない!!」
町の一角のホテルのベッドの上に
うちと男友達は裸で寝転がっていた
男友達...いわゆるセフレと
...うちの家と和人家は家族ぐるみでとても仲がよかった
それに、付き合い出した頃は和人が大好きだったの
付き合いだしてすぐのころかな
うちの家と和人の家で出かけることになって
和人のパパが運転してた
....車は事故にあって、
生き残れたのは
うちと和人だけだった
うちは和人を恨んだ
和人と仲良くなかったら、
和人と付き合ってなかったら
...和人の親にうちの親は奪われた
絶対に許さない
いつか復讐してやるって、
殺しまではしないけど、
和人を不幸に叩きつけてやる
そう決めた
だから絶対別れたりなんてしない
堕としてから
一気に落としてやるんだ
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