禁断ハーレム〜beastな関係
第3章 新たな生活
「お願いっ........これ以上、嫌いにさせないで......」
大好きだった
凄く人気者で、明るくて、優しくて、一番好きだった
あの当時、全部を上げても良いと思った人
「お願いっ..............幸せな記憶を消さないで」
じゃないと、貴方の全部を否定しまいそうになる
あの瞬間でさえ、後悔したくなる
翔君としたキスが凄く幸せだったから
「次恋をしたら幸せな瞬間にしたい」
あの時みたいな........
お願いっ
「キスは好きな人としたいっ.......」
「俺を好きになれば良い」
私の頬をあの時みたいに包み込み、甘く囁く翔君
へ?.........
何を言って.......
もう一度..............翔君を?
「もう一回好きになって」
そう言って抱きしめて来た翔君
固まる私を他所に見つめてくる瞳は真剣で、逸らせない
「奈々の全て俺に頂戴.........」
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